選挙になると、いつも思い出すことがある。
ずいぶん前のことであるが、選挙終了直後に、某大物政治家の選挙事務所の裏に、たくさんの日の丸の鉢巻が捨てられていたのを目撃した。 選挙運動員が巻いた鉢巻に違いない。 この政治家は、タカ派で知られた人物で、日の丸や君が代にご執心であり、しきりに愛国心の醸成を説いていたので、私はあきれてしまった。 鉢巻といえども日の丸である。 いやしくも、日頃「国旗」を敬えと言っている政治家の配下の運動員が、選挙が終わったからといって、日の丸をゴミとして無造作に捨ててしまっていいのだろうか? 子は親の鏡である。運動員は政治家の鏡である。 私は、この政治家には、「国旗」を敬う精神などないのだと確信した。 自分が敬っていないものを、国民に敬えと命令するとは、ふざけた話である。 この政治家にとって愛国心とは、国民を国家権力に従順な奴隷にするための道具にすぎないのだ。 そしてこの政治家自身には愛国心など微塵もなく、表向きは愛国者の顔をしながら、裏ではもっぱら私利私欲に汲々としているに違いないと思った。 スポンサーサイト
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