某社の新製品ソフトウエアに、重大な問題があることが明らかになりました。
ある操作をすると、下品なオヤジが嬉々とした表情で札束を数えるアニメーションが出現し、それと同時にハードディスクが初期化されてしまうのだそうです。 これは大変なことです。 某社のサポート部門には、問い合わせや苦情の電話が殺到し、パニック状態になりました。 サポート部門主任の荒熊氏は、徹夜続きで真っ赤な目をして電話の応対に追われています。 さすがの体力自慢の荒熊主任も、鳴り止まぬ電話にキレてしまい、受話器を取り上げて大声で叫びました。 「おかけになった電話番号は現在使われておりません。 もう一度火の元を確かめておやすみください。」 荒熊主任は高校・大学と応援団に所属し、毎日蛮声を張り上げていましたので、声量は半端ではありません。 電話の相手はさぞかし驚いたことでしょう。ショックで卒倒したかもしれません。 荒熊主任は次から次へと受話器をとって 「おかけになった電話番号は現在使われておりません。 もう一度火の元を確かめておやすみください。」 と叫び続けます。 同僚は驚きあきれて、ぽかんと口をあけてながめているばかりです。 テレビでは、某社の社長の記者会見が放映されています。 利益追求のあまり、品質管理をないがしろにした企業体質が厳しく追及されています。 社長はマイクを前に泣きながら叫びました。 「これはイルミナティの仕業です。 フリーメーソンの陰謀です。 スカル・アンド・ボーンズも一枚かんでいます。 我が社に落ち度は微塵もありません。 むしろ我が社こそが被害者なのです。」 記者は驚きあきれて、ぽかんと口をあけてながめているばかりです。 スポンサーサイト
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