小学校高学年の頃に見た夢である。
私は仔犬を拾った。 家族は犬が嫌いなので、机の引き出しの中でこっそり飼っていた。 それから、楽しい出来事が何日も続き、遊びに夢中になって、机の聞き出しの中の仔犬の存在をすっかり忘れていた。 ある日、ふと仔犬のことを思い出した。 激しい不安と罪悪感に襲われ、急いで机の引き出しを開けた。 仔犬は何日も飲み食いしていなかったので、ガリガリに痩せていた。 立ち上がることもできないほど衰弱していた。 その哀れな姿を目にして、私は深い後悔に打ちひしがれた。 仔犬は、もはや餓死寸前で、健康を取り戻すなど不可能に思われた。 いっそのこと、一気に殺してしまった方が仔犬にとって楽だろうと考えた。 そして、仔犬の首を絞めようとしているところで目が覚めた。 以来、私は楽しく遊んでいる最中に、「今緊急に対処すべき重大なことを忘れているのではないか」という強迫観念に取り付かれるようになり、無我夢中で遊ぶことができなくなった。 スポンサーサイト
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