さる財団が、「生理中の女性は白いマフラーを着用すべし」という奇怪なキャンペーンをしています。
白いマフラーをすべき理由については一切述べられていません。 公共の電波や新聞雑誌を使ってこんなキャンペーンをしていいのでしょうか。 そこで、財団に趣旨を問いただしたところ、「理事長の命令で・・・」の一点張り。 この財団は、表向きは公益法人とされていますが、実情は理事長の私有物に等しいようです。 それでは直接理事長に問いただそうと接触を試みたのですが、なにしろ十数社の取締役を務める経済界の大物だけに、なかなかアポイントが取れません。それでも粘り強く交渉した結果、ようやく面会がかないました。 理事長は白いマフラーの理由を容易に語ろうとはしませんでしたが、巧みに誘導してついに聞き出すことに成功しました。 理事長が幼いころ、「少年ジェット」というテレビドラマがあったのだそうです。 その主題歌に「白いマフラーは正義のしるし」という一節があったのですが、理事長は「せいぎ」を「せいり」と間違えて歌ってしまい、友達にさんざん笑われたのだそうです。 理事長は深く心を傷つけられ、成人してもその屈辱が忘れられませんでした。 そして、功成り名遂げた今、むかし自分を笑いものにした友達の鼻をあかしてやろうと、あのようなキャンペーンをしているのだそうです。 なんともあきれた話ではありませんか。 スポンサーサイト
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