同じようなことを書いている人がたくさんいると思います。
本当にくだらない話です。 西暦2245年 第二次世界大戦終結から3世紀がたったが、日本は依然として敗戦国の汚名を背負っていた。 国際連合では敵国扱いのままで、常任理事国入りなど夢物語であった。 米国からは属国扱いを受け、アジア諸国からは執拗に謝罪と賠償を求められる日々が続いていた。 半藤首相はこの事態を打開するため、密かに転送機の開発を命じた。 23世紀の日本の科学技術の粋を集めて製作された転送機は、時空を超えて1941年に送られた。 1941年12月8日未明 北太平洋をハワイに向かって南下中の連合艦隊は突如姿を消した。 連合国のスパイ、コードネーム56号はこの情報を本国に打電した。 連合国諜報機関は困惑した。 「真珠湾攻撃は中止か?」 「まずいな、こちらの計画が狂ってしまう」 「それにしても、連合艦隊はどこへ行ったのだろう」 深夜のニューヨーク沖に、巨大な艦船の群れが出現した。 日の丸を掲げている。連合艦隊だ。 一斉に艦砲射撃が開始された。 摩天楼に砲弾が次々と炸裂した。 自由の女神像は直撃弾を受け、右へ15度傾いた。 ようやく偵察機が現場に到着した時には艦隊は消えていた。 全米に衝撃が走った。 いかにして日本艦隊が東海岸に現れたのか、説明できる者は誰もいなかった。 その後も日本艦隊は、ボストン沖、サンフランシスコ沖、ニューオーリンズ沖、ロサンゼルス沖などに次々と出現し、主要都市を容赦なく攻撃した。海岸沿いの都市はパニックとなった。 日本艦隊は水のあるところ、どこにでも出現した。 内陸部さえ例外ではなかった。ミシシッピ川中流に小艦隊が出現し、セントルイスが砲撃された。 ミシガン湖には大艦隊が出現し、シカゴが砲撃された。 アメリカ政府はパニックで統率を失い、全米は無政府状態に陥った。 ローズヴェルト大統領は天を仰いで絶命した。 アメリカはなすすべもなく無条件降伏した。 瞬時に地球上のどこへでも行ける艦隊。 「完璧な艦隊」の完璧な勝利であった。 さて日本の占領政策であるが、土地を先住民に返還しろとか、移民の子孫は父祖の地へ帰れとか、日本語を公用語にするとか、神道を国教にするとか、学校で教育勅語や歴代天皇名を暗誦させるとか、まあ無茶苦茶なことをしたので、当然反日暴動が起こるわけです。 日本軍は「テロは許さない」なんて言ったりして、反日運動を厳しく弾圧するんですね。 スポンサーサイト
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